■施工場所：袋井市

■敷地面積・規模：住宅４２坪・倉庫住宅47坪・納屋13坪

■工事期間：実働22日間

■アスベスト含有：該当なし

■外部建材：屋根材　瓦葺　外壁　トタン葺

【解体内容】

今回の工事は、木造瓦葺2階建て2棟と倉庫や納屋といった幅広い解体工事を行いました。

解体工事で建物を取り壊すとき、建材の細かい破片や、屋内に残ったホコリやゴミなどが周囲に飛散してしまうことがあります。

そういった、粉塵の飛散、騒音の発生などの被害を最小限に留めるため、養生シートをしっかり設置いたしました。

①内装ボード・内装材撤去
内装材（壁紙、窓ガラス、蛍光灯、ドアなど）を工具を使い、手作業で撤去していきました。

解体後、出たごみは分別を行い、すべて産業廃棄物として処分を行います。

なお、解体業者が収集運搬許可を取得していると処分費を抑えることができます。

ライズアップでは、産業廃棄物収集運搬業許可を取得しております。

②屋根瓦先行撤去

屋根葺き材（特に瓦）は安全性と埃が舞うのを防止するために、重機で解体する前に先行して撤去を行いました。

瓦を撤去せずに解体してしまうと、屋根葺き材と下地の間に長年溜まったかなりの埃がでます。

また、屋根は傾斜があるため、解体時に重たい瓦が勾配に合わせて滑り落ちていきます。

安全な解体施工のためにも、隣地の方への配慮のためにも、先行撤去を行っております。

③木造住宅上屋解体

まずは木造住宅を重機で解体していきました。

音出し作業・埃対策に細心の注意を払いながら重機解体を行いました。

④木造住宅基礎一部撤去

コンクリートの基礎をブレーカーを使って基礎を砕いていきました。

⑤鉄骨造倉庫・住宅上屋解体

次に鉄骨造の倉庫と住宅上屋を重機で解体していきました。

鉄骨には木造よりも「燃えにくい」「強度が高い」という特徴や強い力が加わった時に「曲がるだけ」で済むという特徴があります。

そのため、鉄骨造に使われる鋼材自体が木造よりも頑丈に作られていること、強度を上げるためにたくさんの鋼材が使われていることが多いため、

解体工事にはそれなりの手間と時間がかかります。

⑥井戸を川砂にて埋戻し

敷地内にあった井戸の埋戻しを行っていきました。

埋め戻しを行う前に埋め戻した後にメタンガス等の発生を防ぐため、井戸の底に溜まった枯葉や有機物を撤去します。
井戸水が溜まっている場合は水抜き作業を行います。井戸の底に清潔な地元の川砂を入れていきます。

川砂を入れながら底から順に井戸壕を割って、取り除きながら埋め戻しを行っていきます。

地上に残った井戸壕までを取り除き施工完了です。

これまでの感謝を込めて古井戸の埋め戻しの際にはお祓いを執り行うことをおすすめしております。

⑦下水配管最終部分にてキャップ止め
下水道本管への水流をストップするために下水道配管にキャップ止めを行いました。

キャップ止めを使用せず、不適切な方法で撤去工事を行うと下水道管を詰まらせたり、

雨水などを流入させてしまうことになります。

⑧樹木伐採

敷地内に植えられていた樹木も全て根っこから伐採いたしました。

⑨整地作業

解体工事が完了した後、重機で土地を平に整地しました。
重機を引き揚げる際はいつも、道路清掃まで行い、来た時よりも美しく仕上げて施工を完了いたします。